ロサンゼルスの公立高校では、World Languagesとして外国語が高校卒業または大学のアプリケーションの必須科目となっています。
公立小学校・中学校までは基本的に外国語の授業はないので(言語に力を入れている学校など例外もあります)、高校から初めて英語以外の言語を学校で習うことになります。
この第二外国語、実は住んでいる地域によって選択できる言語が変わってくるのです。
後悔しない第二外国語選びとは?詳しくお伝えします。
どんな言語が選べるの?
現在、ロサンゼルス統一学区(LAUSD)の高校では、以下の言語クラスがあります。
選べる言語はこちら
- American Sign Language
- Arabic
- Armenian
- Chinese(Mandarin)
- French
- Italian
- Japanese
- Korean
- Latin
- Russian
- Spanish
- Vietnamese
ロサンゼルスは特にスペイン語が母国語の人口がとても多いので、ほぼ全ての高校でスペイン語を選択できるはずです。
しかし、通っている高校で上記の言語全てのクラスがあるかというとそんなことはなく、それぞれの高校においてだいたい2〜3つの言語クラスから選択することになります。
日本人の多いトーランスやパロスバーデスといった地域の高校では日本語を、韓国人の多いコリアタウンやLa Canadaでは韓国語を選択することが可能です。
子育ての為にお引越しを考えている方は、通う予定の高校のホームページのWorld Languageをチェックして、どのような言語クラスがあるのか確認してくださいね。
それによって、学校の人種割合もわかったりします。

日本人がほぼいない息子の高校の場合
息子の通う高校は、全校生徒2500人以上のマンモス校。
地域以外からも越境して通う生徒も多く、様々な人種がバランス良くミックスされています。
アジア系の生徒の割合が10%ほどのこの高校で選べる外国語は、スペイン語・フランス語・イタリア語の三つ。
息子が選びたかった日本語や中国語のクラスはありませんでした・・・
新しくイタリア語にチャレンジしてみようかとかなり悩みましたが、全く知識も興味もない言語を一から勉強することに踏ん切りがつかず、結局日本語学校で履修するクラスを単位として高校に認めてもらうことになりました。
学校外でWorld Languageの単位を取るには
学校外で学んだ外国語を高校のクレジットとして認定してもらえるかどうかは、各高校の判断によります。
息子の学校は大丈夫でしたが、娘の通う私立校では学校外のクラスは一切クレジット認定されないことになっているので、事前に高校に確認を取る必要があります。
手続きの流れは以下の通りになります↓
- 高校のカウンセラーにクレジット認定できるか確認
- 確認後Apprication and Authorization form for Foreign Language Creditにカウンセラーのサインをもらう
- サイン済みのformを日本語学校に提出
- 学年末に日本語学校よりVerification of Foreign Language Instructionを各高校へ提出
日本語学校では毎年4月にクレジットテストが実施され、それに無事合格したら高校の一年分のクレジット認定となります。
クレジット認定の手続きは毎年必要になるので、新学期が始まったら忘れずにカウンセラーオフィスに確認とフォームをもらいに行ってくださいね。
クレジット認定を受けられる日本語学校はどこ?
ロサンゼルスにある日本語学校全てで、クレジットテスト(Certification Exam)を受けられるわけではありません。
California Association of Japanese Language Schoolsのウェブサイトで認定校を調べることができます。
ロサンゼルス近郊の認定校
- Japanese Language school Unified System
- Hollywood Gakuen
- Japanese Institute of Sawtelle
- Mirai Nihongo Gakuin

おまけ:やめたほうがいい第二外国語って?
フランス語は発音が難しい、ドイツ語は難解すぎて辞めた方がいいなど、噂話をいろいろをく外国語。
すでに知識のある日本語や絶対習得したい言語があるならもちろんそれを選択するべきですが、特に勉強したい言語がない場合。
やめておいた方がいい第二外国語はズバリスペイン語です。
なぜなら、ロサンゼルスという場所柄スペイン語を話す人がたくさんいるからです。
息子の高校にも、英語とスペイン語のバイリンガルがたくさん。
彼らが選択する外国語はもちろんスペイン語のため、スペイン語のクラスのレベルが非常に高くなっています。
もちろんレベル分けされていますが、それでも日常的にスペイン語を耳にするロサンゼルスでは、初級クラスといえどレベルが高く、授業の進み方がすごく早いらしいです。
スペイン語が話せたら便利なこともたくさんあるロサンゼルス。
これはあくまで高校でのスペイン語クラスの話ですのでご了承ください!

すっごく苦しんでるよ・・・僕は日本語認定されてラッキーだった!
以上、ロサンゼルス公立高校のWorld Languagesについてでした。