先月あたりから、突然のくしゃみ・鼻水・鼻詰まりという3点セットに襲われる頻度が増えてきた私。
ここ数年は全く無症状だったので油断していましたが、今年はなぜか発症してしまいました・・・
アメリカの花粉症対策として、定番の薬からユニークなものまで、我が家で実践している対策をまとめてみました。
花粉症で苦しんでいる方や、ロサンゼルスの花粉症事情が気になる方にぜひ読んでいただきたいです。
ロサンゼルスの花粉症の原因
ロサンゼルスでは、11月から1月の短い雨季が終わると、アレルギー持ちには辛いシーズンが始まります。
地中海性の温暖な気候のため、草花が育つシーズンが長く、その分花粉症の原因となる植物も多め。
この図を見ても、ロサンゼルスでは年間を通して何かしらの花粉が空気中を舞っていることになります。
LAの主なアレルギーの原因
1月〜5月 オリーブ、ユーカリ、桑、ナラ、プラタナスなどの木など
春〜初夏 芝全体
夏〜秋 ヨモギ、アカザ、ニレ、ロシアアザミなどの雑草
私は日本に住んでいた頃は花粉症ではありませんでしたが、ロサンゼルスに引っ越してから症状が出始めたので、北米の植物に反応している可能性が高いです。
花粉症対策① アメリカの抗アレルギー薬比較
やはり王道の対策なのが、抗アレルギー薬を摂取すること。
私も今年は我慢できずに飲み始めたら、症状が軽減し快適に過ごすことができるようになりました。
アメリカで定番の抗アレルギー薬はClaritin、Zyrtec、Allegraの3種類です。
それぞれ特徴をまとめてみました。
Claritin クラリチン
ドラッグストアやスーパーで買える定番のClaritin。
Loratadine(ロラタジン)が10mg配合された、アレルギーの症状を抑える抗ヒスタミン薬です。
眠気を抑える処方で、200種類以上のアレルゲンに対応しているので、朝食後に一粒飲めば24時間効果を発揮してくれるそうです。
チュアブル錠やリキッド状のタブレットなど様々なタイプがあり、子供用もあるのでアメリカでは大変人気のあるお薬なのですが、一般的に飲んでから効果が現れるまでに数時間かかると言われています。
Zyrtec ジルテック
Claritinが効かなかった私が愛飲しているのが、Zyrtecという薬です。
cetirizine HCl(セチリジン 塩酸塩)が10mg配合され、こちらも一粒で24時間アレルギーによる症状を抑えることができます。
私的にはClaritinよりもハッキリとすぐに効果を実感でき、6人に1人が感じるという眠気の副作用もそこまで気になりません。
様々なタイプがあるZyrtecですが、粒が苦手な子供にはラムネのように口の中で溶かすタイプのZyrtecもあり。
Allegra アレグラ
3つ目のアレルギー薬は、Allegraです。
一粒に抗ヒスタミン薬のFexofenadine HCl(フェキソフェナジン)が180mg配合され、こちらも24時間アレルギーの症状を抑えてくれます。
薬の効果も服用後1時間ほどで現れ、眠気も起きない優秀な薬なのですが、服用前後1〜2時間にオレンジなどのフルーツジュースを摂取すると、薬の効果が半減してしまうことがわかっているので要注意!
花粉症対策② 物理的に花粉をブロック
今はコロナ対策としてはもちろん、花粉をブロックするためにもマスクは絶対必須!
マスクを2枚重ねで使用したり、間にフィルターやティッシュを挟んだりといった工夫も必要ですが、鼻や目のまわりに塗ることで花粉をブロックできる製品も発売されています。
IHADA イハダ アレルスクリーンジェル
資生堂の特許技術である微粒子吸着防止技術を使用した、花粉等の付着を抑制するジェルクリームのアレルスクリーンジェル。
鼻の穴のまわりや目のまわりにジェルの薄い膜を作るように塗るだけで、静電気の発生を抑え空気中の花粉、ウイルス、PM2.5まで吸着を抑制してくれるというもの。
スプレータイプも販売しているので、外出先などで塗りにくい時などに使い分けしてみるのもいいかもしれません。
アレルシャット
こちらは欧州で特許を取得したという、日独共同開発のフマキラー社のアレルシャット。
鼻の中に塗ることで、クリームのフィルター効果で花粉をキャッチ。
マスクと併用することで効果がアップするそうです。
Nasal Guard
アメリカにも同じようなタイプの、鼻に塗るクリームNasalGuardが販売されています。
特許出願済みのイオン式微粒子ブロック技術により、体内に入り込む花粉をブロック。
花粉症対策③ 辛い鼻詰まりに
特に夜寝るときに鼻が詰まっていると苦しくて辛いですよね。
そんな時に大活躍するのが、鼻の通りを良くするアイテムです。
Flonase フルナーゼスプレー
鼻炎の人に必須の鼻スプレーは、アメリカで定番のFlonaseです。
Fluticasone propionate (glucocorticoid) フルチカゾンプロピオン酸エステルが50mcg配合された、ステロイドの薬になります。
局所抗炎症作用があり、鼻詰まりや鼻の不快な症状を抑える効果が期待できます。
VapoInhaler ヴェポインへーラー
次にご紹介するのは、有名なヴィックスヴェポラップから販売されているVapoInhalerです。
鼻詰まりが苦しいけれどステロイド剤は使いたくない時は、このリップクリームのような形の容器を開け、鼻に差し込み吸引するだけ。
強めのメンソールの香りで、一気に鼻の詰まりが解消されます!
1日に何度でも使用できますが、鼻に差し込む形状のため、他人と共有することは避けましょう。
doTERRAエッセンシャルオイルをディフューザーで使用
鼻や喉の調子がおかしいと思ったら、夜寝る時は必ずディフューザーにエッセンシャルオイルを数滴入れて使用するようにしています。
オススメはdoTERRAのBreatheというエッセンシャルオイルブレンド。
Laurel、Eucalyptus、Peppermint、Melaleuca、Lemon、Cardamom、Ravintsaraのオイルがブレンドされていて、ほんのりミントの絶妙な香りで気に入っています。
ディフューザーのタイマーを12時間にセットすることで、一定間隔で自動で動き、一晩中エッセンシャルオイルの効果を実感できるのが良いところ。
まとめ アメリカで花粉症対策
暖かくなる季節は嬉しいけれど、花粉症持ちには辛い季節が始まったロサンゼルス。
現在我が家は、
- Zyrtec
- VepoInhaler
- doTERRAのエッセンシャルオイル
この3つを駆使して花粉症シーズンを乗り切っています。
薬が効いているので快適ですが、できれば薬無しで過ごせるようになりたいので体質改善なども合わせて気を付けていこうと思っています。
ちなみに、アメリカの花粉の飛散状況はpollen.comというサイトで確認することができます。
地名や郵便番号を入力したら、現在の花粉の状況や過去の飛散量などもチェックできるので便利。
以上、アメリカで買えるアレルギーの薬と我が家の花粉症対策でした!