ビーチへ行く人必見！2020年カリフォルニアの汚いビーチランキング！

毎年Heal the BayというNPO環境団体から発表されるビーチの綺麗度ランキングが、2020年度版も発表になりました。

カリフォルニアといえば青い海！

さぞかし綺麗なのだろうとみなさん想像すると思いますが、実は汚染されているビーチもたくさんあり、ビーチへ行く予定の方は注意が必要です。

こちらのリストでぜひチェックしてみてくださいね。

Heal the Bayってどんな団体？

毎年ランキングを作成しているHeal the Bayは、サンタモニカ湾を含む南カリフォルニアの海や川またその流域を、安全・綺麗にする活動を主とするNPO環境団体です。

企業や学校向けに環境についての講義を無料で行ったり、ビーチクリーンアップの活動やビーチの水質調査を実施、その結果をまとめたBeach Report Cardを発行したりしています。

1985年に発足し、サンタモニカにオフィスを構え主にロサンゼルスエリアで活動しているそうです。

水質ワーストランキング

では、早速Heal the Bayによるワーストランキングの発表です！

不名誉なワースト１位になってしまったのは、サンフランシスコ近郊のサンマテオカウンティにあるフィッツジェラルド海洋保護区のビーチ。

ワーストリストに初登場となったこのビーチ。

例年ならば夏場の綺麗な水質が有名らしいのですが、2020年の今年は、家庭や企業、工場などから排出された汚染水がSan Vincente Creek経由で海へ流れ込んだ影響で、なんとも残念な結果になってしまいました。

ワースト２位はオレンジカウンティにあるPocheビーチ。

このビーチは2018,2013,2012,2011年にもワーストリストに登場しています。

2010年には、オレンジカウンティにより水質改善のため、バクテリアやウイルスなどを含む汚染を除去するための処理施設が完成しましたが、それでも除去しきれない汚染水が雨水排水管を通り海洋に流出してしまっていることがワーストリスト常連の原因のようです。

ワースト３位はサンマテオカウンティのPillar Point Harborビーチ。

ハーバー周りに設置された護岸により、排水管を通って運ばれてきた汚染水がビーチから沖合へ流されず滞留してしまうことが原因のようです。

サンフランシスコ湾にあるこちらのビーチは、住宅や商業施設に囲まれ入り組んだ場所にあるちょっと特殊なビーチ。

やはり余剰排水から流出した汚染物質が流れの悪いビーチに滞留してしまっているようです。

ロサンゼルスカウンティのトパンガビーチがワースト５位にランクイン！

こちらのトパンガビーチにあるトパンガラグーンには、沢山の野生のカモメや散歩中の犬がいますが、それらの排泄物によりバクテリア汚染されたラグーンの水が海へと流れ込むことが原因だそうです。

娘・たま

遊びに行ったことがあるけど、確かにラグーンの水は汚かったな

ワースト３位と同じPillar Point HarborにあるPillar Point Harborビーチ。

別箇所ですが同じエリアなので、汚染の原因は同じです。

サンマテオカウンティにあるLinda Mar Beachは3年連続のワーストリスト入り！

こちらも余剰排水から流出したバクテリアなどが処理されずに、San Pedro Creek経由で海洋へ流れ込んでいることが原因です。

サンディエゴカウンティにあるこちらのビーチは、Mission Bayの中でも住宅や商業施設に囲まれた場所にあるため、海水が循環されず汚染が留まってしまうようです。

地形も海洋汚染の重要な要因ですね。

オレンジカウンティのSan Clemente Pierは2年連続でワーストリスト入りしてしまいました。

こちらも雨水排水管を通った未処理の汚染水がビーチに流れ込んだことが原因のようです。

Pillar Point Harborビーチの３番目のワーストリスト入りとなりました。

上記二つのビーチと同じ汚染水の流入により、Pillar Point Harborはかなり海洋汚染が広まっているようです。

お出かけ前に水質チェック！

このランキングは2020年版で一年の水質汚染をまとめたものですが、カリフォルニアのビーチの水質は日々刻々と変化しています。

ビーチへ遊びに行く前にぜひチェックして欲しいのが、Beach Report Cardのリアルタイム版であるこちらのウェブサイト。

Beach Report Card with Now Cast

各地の細かい水質データをリアルタイムで調べることができるので、ぜひ活用してみてくださいね！

綺麗なビーチランキングはこちら