アメリカで切れ痔を発症して以来、腸活に興味が湧いてきた私。
以前の記事で、切れ痔になってしまった場合のオススメの市販薬や対処法を書きましたが、今回は痔主となった私が日々気を付けていることや、アメリカでの腸活について詳しく書いてみようと思います。
気を付けていても体調によっては再発したり、つい暴飲暴食してしまったりと完璧とは程遠いですが、おなかとおしりの調子を整えたい方はぜひ読んでみてください。
痔の再発防止に腸活が必要な理由
日本では腸活がブームのようで、ネットやニュースでよく腸活という言葉を聞くようになりました。
私が腸活を始めた理由はズバリ、切れ痔の再発を防ぎたいからです。
痔全般に言えることですが、特に切れ痔の場合は硬すぎる便が原因のことがほとんど。
便が適度な柔らかさであれば、切れることなくスムーズに排出され、切れ痔を発症することはありません。
でも、いくら毎日頑張って食物繊維を摂っていても、水分を多量に摂取していても、なぜか便が硬くなってしまい切れ痔の再発が続いたことがありました。
おなかに良いと言われるものを食べても、逆におなかが張ってしまったり便秘になったり、なぜ何度も再発してしまうんだろうという疑問からスタートした私の腸活。
色々な本を読んだり試行錯誤していくうちに、今の自分の体質を知るようになり、避けるべき食品や積極的に摂りたい食品がわかるようになってきました。
腸は個人差がすごく大きいので、こんな人もいるのねと参考程度にお読みください
水分摂取が大切 カフェイン無しの飲み物をこまめに
便が硬くなる理由の一つに、やはり水分摂取量が関係しています。
朝コーヒー飲んだし、ランチ時はアイスティー、午後には温かいお茶を飲んでいるので水分は沢山摂っています!というような場合、実際はカフェインの利尿作用でどんどん水分が尿として排出されていってしまい、結果として便が硬くなってしまいます。
水分としてとるなら、お水やカフェインを含まない麦茶やハト麦茶などがオススメ。
炭酸水に含まれる二酸化炭素には、硬い便を柔らかくする効果があるので、朝に炭酸水を飲むのも良いそうです。
そして一気に沢山飲むのではなく、2時間くらいを目処にこまめな水分摂取が大切です。
3時間以上水分を摂らなければ水分不足が始まり、便から水分が吸収され硬い便となり、その結果として便の出始めが硬くなり切れ痔の原因になるとのこと。
2時間は意外とすぐ経っちゃうから気を付けないと
出かける時は水筒が必須だね
便が硬くならないように食生活に気を付ける
便秘には食物繊維が重要ですが、特に便を柔らかくする作用のある水溶性食物繊維を摂取することも大切。
海藻類・こんにゃく・オクラ・里芋・にんじんなどに豊富に含まれているので、できるだけメニューに加えるようにしています。
特に乾燥わかめは、味噌汁に入れたりうどんに入れたり、ワカメサラダを作ったりと活用度が高めで便利です。
日本へ一時帰国した際は、軽くて荷物にならない乾燥わかめを大量買い!
さらに、タンニンを多く含む柿や、お茶類、コーヒー、ワイン、日本酒などは、便を硬くする作用があるので、大量摂取はなるべく控える方が良さそう。
美味しい紅茶大好きなのですが、ポットでガブ飲みはせず、同時に水も摂取しながらゆっくり楽しむようにしています。
腸活のためにFODMAP食を意識してみる
40歳を過ぎたあたりから、食後にお腹が張ったりガスでパンパンになることが増えたような気がして、色々調べてみたところ、FODMAP(フォドマップ)がかなり当てはまることが判明!
FODMAPとは
小腸で消化吸収されず、大腸で発酵性を有する糖質の総称。
下痢・便秘・腹部膨満感・ガスなどの不調の原因となる。
高FODMAP | 低FODMAP | |
野菜 | にんにく、玉ねぎ、豆類、アスパラガス、キノコ類、納豆など | ブロッコリー、大根、にんじん、かぼちゃ、トマト、なす、キャベツなど |
穀物 | パスタ・うどん・ラーメンなどの麺類、パン、クッキーなど | 米、そばなど |
果物 | りんご、桃、スイカ、梨、さくらんぼなど | バナナ、イチゴ、みかん、キウイ、ぶどうなど |
乳製品 | 牛乳、ヨーグルト、クリームチーズ、生クリームなど | バター、カマンベールチーズ、モッツアレラチーズなど |
肉類 | ソーセージ | 肉類全般、ベーコン、ハム |
私の場合、高フォドマップの小麦やにんにく・玉ねぎ・りんご・豆類を食べた時に、特に腹部膨満感が現れます。
一番わかりやすいのはにんにくと玉ねぎ。
少量なら大丈夫ですが、ガーリックトーストや中華料理のようにガッツリにんにくが入った料理、新玉ねぎのサラダなど食べてしまうと、食後の腹部膨満感が酷い!
これらをできるだけ避けるように生活するだけで、食後に原因不明で苦しんでいた症状が軽くなりました。
FODMAP食について詳しくは、「なんだかよくわからないお腹の不調はこの食事で治せる!」という本を参考にしました。
最近アメリカでは、ニンニクと玉ねぎが入っていないSensitive パスタソースが様々なブランドから販売されてきているので、私のような症状を持つ人が増えているのかな?と感じます。
美味しくて大人気のRao'sのパスタソースも、Sensitiveバージョンはあちこちのスーパーで見かけるようになりました!
私もガーリック食べ過ぎると苦しくなる
私は高FODMAPと言われる食品の中でも、ヨーグルトやスイカ、さくらんぼ、きのこ類など食べて平気な食材が色々あるので、自分の体調をよく観察してFODMAP食を試してみてくださいね。
ビオフェルミンなどの整腸剤に頼ってみる
幼少期から馴染みのあるビオフェルミン。
今までは便秘や下痢で調子が悪くなると短期間摂取していただけですが、昨夏から毎晩ビオフェルミンを毎日摂取するようになり、お腹の不調が減った感じがします。
規程の用量は1日3回、1回3粒ですが、私は毎晩3粒のみに減量して摂取していますが、それでも効果はあり!
同じ体質であろう私の姉も同じく飲み始め、かなり効果を実感しているとのこと!
腸は個人差がとても大きいので、ビオフェルミンが合わず逆に便秘になったり緩くなり過ぎたりということもあるようです。
その場合は、他の種類の整腸剤を試してみたり、ヨーグルトやチーズ、キムチなどの発酵食品を積極的に取り入れてみるのもオススメです。
キムチはにんにくたっぷりなので私は少量だけ
私はビオフェルミンを日本で購入しましたが、アメリカにも同様にProbioticsのサプリは沢山販売されているので、お腹の悩みは世界共通なんですね。
ちなみにアメリカでも通販のDokodemoで安く日本のビオフェルミンを購入することができたり、Amazonでも少しだけ取り扱いがあったので、馴染みのあるビオフェルミンを摂取したい方はチェックしてみてくださいね。
これからも続けていきたい腸活 アメリカなら簡単に継続可能
痔の再発防止に始めた腸活ですが、結果として自分の体質を知り、もっと体調に気を配れるようになったのがとても嬉しいです。
完璧な食生活を目指すより、緩く・美味しく・楽しくがモットー。
アメリカはグルテンフリー食品が簡単に手に入るので、大好きなピザやパスタも諦めず低FODMAP食を簡単に継続することができる気がします。
万が一小麦製品を食べ過ぎたり、暴飲暴食してしまい再発してしまったとしても、ビオフェルミンを増量したり、炭酸水を飲んだりして調整しつつ、Preparation Hの薬を適切に使用することで、長引かずに治るようになってきました。
切れ痔のオススメの市販薬と対処法については、こちらの記事をどうぞ。
以上、アメリカでの腸活についてでした。