コロナがまだ猛威を振るっているロサンゼルス。
出来るだけ人混みを避けた生活をしていますが、娘の学校から年に一度の健康診断を受けその書類を提出するようメールがきてしまいました。
たとえドクターとのアポイントがあったとしても、健康な娘を病院に連れて行くことを躊躇していた我が家は、初めて出張医療サービスのhealを利用してみることにしました。
残念ながら、Healの個人向け出張医療サービスは2021年8月31日をもって廃止が決定しました。
今後は高齢者の医療サービスに特化していくとのことです。
出張医療サービスhealとは
インターネットから日時と希望診察内容を予約すると、ドクターが直接自宅に診察に来てくれるという、コロナが流行っている今大変人気のあるサービス。
一度お願いしたドクターを再度指名することもできるので、まさにファミリードクターのような親密な関係を築くこともできるのがポイントの一つ。
自宅診療の他、ドクターとビデオコールで会話しバーチャルな診察を受けることも可能です。
また必要があれば薬の処方箋も出してもらえる画期的なサービスです。
healが提供しているサービス
- コロナウイルス検査 (感染疑いがあればまずはビデオコールから)
- 小児科医による診察
- 緊急診療
- 総合診療・プライマリーケア
- 予防診療
まずはhealに登録
ホームページのBOOK NOWのボタンを押すと、会員登録の画面になります。
そこで家族構成・性別・生年月日などを入力しアカウントを作成します。
アカウント作成後、希望診察内容や希望日時、自分の加入している保険会社などを選択します。
我が家は娘の健康診断のみだったのでHealth Examと記載し予約しました。
するとすぐにこのようなコンファメーションのメールが返信されてきました。
我が家の保険Blue Shieldは、年に一度の健康診断は保険で全額カバーされるので、healでも無料になりました!
保険会社を記入するとhealの方で調べて金額を算出してくれるので、こちらは何もしなくても大丈夫です。
全額カバーされない診療内容の場合は、Priceの所に実際の金額が表示されます。
加入している保険会社によってプランは様々だと思うので、ぜひ予約して確認してみてください。
当日はドクターとメディカルアシスタントの2名体制
予約当日の指定時間は12時から2時の2時間。
その指定枠の中で1時過ぎにドクターとメディカルアシスタントが到着しました。
ドクターの指定はしなかったのですが、アジア系の女性のドクターだったので、娘はリラックスして診察を受けることができました。
診察場所はリビングルームのソファ。
問診から始まり、身長体重はもちろんのこと、心音チェック、目や耳の状態、成長の度合いや実際に娘が運動をして体のバランス機能のチェックまで、びっくりするくらい細かく診察してくれました。
家の壁を使っての視力検査まで!
メディカルアシスタントが持参したスーツケースの中は、ぎっしりと医療グッズが入っていました。
とてもテキパキと仕事をしてくれたプロフェッショナルなドクターとアシスタント。
こちらの予防注射に関する質問にも的確に答えてくれて、安心することができました。
健康診断にかかった時間はおよそ30分。
もし実際に病院に行っていたら、渋滞の激しいロサンゼルスでは行き帰りの運転時間も含めて3時間は余裕でかかっていたでしょう。
ささっとパッキングして、あっという間に終了しお二人は帰っていきました。
オンラインで健康診断書をゲット
診察が終わったその日のうちに、健康診断書がhealのアカウントにアップされていました。
計3ページにわたる詳細な診断書で、事前に登録し発行をお願いしていた学校で必要な予防接種記録も添付されていました。
これらが全て保険でカバーされ、私たちの負担がゼロだったことに本当にびっくりしました。
インフルエンザの予防接種なども事前に予約すれば自宅で可能なので、ますます需要が高まるサービスだと思います。
初めて利用する私たちも自宅にドクターがくるのは少し身構えてしまいましたが、こんなに気軽に予約できて大変便利なので、これからも機会があればぜひ利用しようと思っています。